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【慶應で休学するには?】手続き、費用、期限、就職などの影響について解説!

最近はコロナ禍の影響もあって休学する学生も増えてきましたが、やはり休学というイレギュラーな選択をするにあたってのその手続きに不安を感じる学生は多いようです。

そこで今日は、昨年度に実際に休学した私が休学の手続き、期限、費用、就職などに対する影響について解説していきたいと思います。(必ず自身でも学生サイトを確認するようにしましょう。)

休学の手続きは学部によって若干変わりますが、休学願を提出して、面談をして、教授会(それに準ずる機関)によって受理という流れは変わりません。

 

費用

1年間の休学費用は学部によって異なりますが6万円〜7万円です。しかしながらこれは2年生以降のみで、1年生はまずは大学の授業に集中してほしいということで、休学費用は授業料、入学金など全て含めた130万円〜の額になります。これも例えば自然災害、母国で戦争があった、病気になったなどの理由で減額措置は取られるようなので、学生部に問い合わせるのがいいでしょう。

 

※実は昔はもっと高かったのですが、大学に通わないのに休学費用が高いのはおかしいという学生たちが集まって大学に働きかけたことで、減額されました。

 

期限

春学期は5/29日、秋学期は11/30日となっています。つまり春学期の授業を1ヶ月以上受けた後で休学するということも可能です。ただ休学すれば、全ての履修はキャンセルされ成績には一切残りません。3年生や4年生は就活がうまくいかずに駆け込みで5月末に休学する例が多いようですが、休学申請も1週間から2週間はかかるので期限に余裕を持って行動した方が良いでしょう。

 

 

手順

まずゼミに所属している場合は、ゼミの先生に相談するのがいいでしょう。たいていの先生はこの手の相談は慣れてるため、手際良く手順を示してくれるかもしれません。いずれにせよゼミに所属してる場合はどこかの段階で先生には報告する必要が出てきます。

 

休学願の記入

まず休学にあたってやるべきことは休学願の記入です。各学部サイトに「休学・留学・退学の申請・届出」という欄があります。そこの休学をクリックすると、大抵の場合、休学願のPDFが出てきます。コロナによって変更はあるかもしれませんが、これをダウンロードして手書きで記入します。

 

この際に、なぜ休学するのかの理由、1年間の詳細なスケジュールを考えておいてください。文学部の場合は、B4の紙いっぱいに理由を書かせられましたが、後々ある先生との面談でもこの辺りは詳しく掘り下げられます。

 

ここで注意しておいてほしいのは、単に休学したいという理由だけで休学することはできないことです。基本的には兵役、留学、事故、病気などのケースのみで、それ以外のボランティア、インターンなど、この辺りは一身上の都合として申請する必要があります。

 

特にボランティア、インターンの場合は、受け入れ先からの書類(機関が記されたもの)が必要になるため、時間がかかります。そのため、ほとんどのケースでは「金銭的な理由で働かないといけない。学ぶ状況にない」という旨で理由を申請することになります。自分も初めはインターンでということでしたが、教授の方からそれでは通らないケースがあるので、「金銭的な理由」にした方が良いという話をされました。

 

そのため、この休学理由、休学スケジュールは、基本的には金銭的な理由にしておくと無難でしょう。家族の財務状況の証明などは必要とされず、多くの場合はその一言で休学が通ります。

 

 

面談(ない例もあり)

休学願が記入し終わると、今度は先生と面談を入れる必要があります。これも学部によって異なりますが、休学を担当している専攻担任もしくはゼミの教授と行います。

 

私の場合はゼミの先生が新任だったため、代わりの先生2人と面談を行いました。もっともこれは形式的なもので、教授会で受理されるように休学願についての確認でとどまります。ここを直してほしいなどの訂正は入るかもしれませんが、ここで仮に失敗したからといって休学が通らないということはありません。多くの場合は、ここで休学願にハンコを押してもらいます。コロナ禍以降は自身の手書きで「〜先生に許可をもらいました」と記すだけで良いようです。

 

教授会(それに準ずる組織)での受理

休学願を書き終わったら、それを学生部に提出します。上記の面談でOKが出たなら大抵の場合はそのまま通りますが、万が一落ちる可能性を考えて、履修を組むように指示されます(これは適当で良い)。時期によって異なりますが大体2週間ほどで結果は出るようです。(仮に落ちても期限内なら何回でもリベンジできる)

 

学生部より休学が受理された旨のメールが届いたら、これで休学の手続きはおしまいです。あとは学生部より何らかの指示があるか、また休学費用納入について学生部より書類が届くのみで、一年後に保証人宛に就学届が届くまでは大学と関わることはありません。私の場合はkeio.jpなど全てのメールも滞りました。(先生の裁量によって、ゼミの聴講を許す場合はあるようです。)

 

復学

復学は休学手順よりもはるかに簡単です。基本的には就学届を提出するのみですが、手書きで記入したものを写真を撮って送る程度のことで、また実際には就学届を送る前より自動的にシステム的に復学となっていたようでした。

 

 

就職などの影響

これはよく後輩にも聞かれることですが、休学が就活に直接的に影響することはありません。むしろ場合によっては有利に働きます。ボランティアやインターンはど前向きな理由なら、積極性などいくらでもアピールすることができますし、実際に私の場合は休学中に行ったことを中心にして内定を勝ち取りました。1年〜2年くらい(私の場合は浪人&休学)は就職に影響することはほとんどないので、安心して休学を申請しましょう。

 

  • 自己紹介

Yutaro

慶應義塾大学文学部4年 /TOEIC960 / Python歴2年(独学)、PHP,Javascript歴5ヶ月(業務)/ 応用情報技術者 /(⬇︎ホームリンク)

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