海外旅行がいつの間にか一気に行きずらい時代になりましたね。。コロナもそうですけど、ウクライナ問題で燃油サーチャージは上がりましたし、円安のせいで欧米ならどこに行っても物価が高いと感じます。一昔前は外国の人が日本は物価が高い高いと言っていた印象がありましたが、一気に逆転されちゃいましたね。
そんな日本人にとって海外に行く際にありがたいのが、LCC(ローコストキャリア)のZipAirです。
ZipAirの魅力
- LCCで格安
- サーチャージに翻弄されない
- 親会社JALの安心感
- LCCとして唯一アメリカ本土まで飛んでる
- 機内WiFi無料
正直、Zipairの名前は知っていたのですが、まさかLCCとしてアメリカ本土まで飛んでいるのは知りませんでした。しかもそのお値段が破格で、
たとえばホノルルなら
Standardが29000円~、Full Flatが69000円~
ロサンゼルスなら
Standardが37000円~、Full Flatが97000円~
で行けちゃうんです。もちろん航空券は日々変動しているので最安で行けるとは限りませんが、例えばスカイスキャナーで卒業旅行シーズンの2月の値段を調べてみると、↓となります。
正直ロス〜成田片道が30,000円台とは破格です。JALやANAなどを利用すると軽く10万は超えてきますから。これは特に賃金水準の高いアメリカから見ればかなり安く感じるはず。
しかも、航空券別手配が面倒ではありますがロサンゼルスに就航していれば、そこからアメリカ中の都市に飛ぶことができます。アメリカは日本と違って国内航空便がバンバン飛んでるので、かなり時間的にも地理的にも小回りが効きます。しかもどうやらロサンゼルス空港に着くのは朝のようで、乗り継ぎ時間を自分で調整することで、距離的にもサンタモニカのビーチくらいまでは簡単に遊びに行けちゃうでしょう。
スタンダードでもアメリカ系キャリアのエコノミーより席は広いという
ちなみに座席はスタンダートシートと呼ばれるいわゆるエコノミーの他に、Full-Flatシートといういわゆるビジネスクラスもあります。他社の航空会社なら長期フライトで180度横になれるシートを確保するには、15万以上かかってきますが、ZipAirのFullFlatならロサンゼルス片道9万というエコノミー感覚で行けちゃいます。
またU6 Standardというのもありまして、6歳以下ならホノルルもロスも14000~17000円くらいで航空券を押さえられます。(もちろん隣の席指定も無料)
ただやはりそこはLCC。通常の航空便とは違って若干のハンデがあります。
ZipAIrのデメリット
- キャンセル、変更一切不可(保険はあり)
- モニター無し
- 機内食、アメニティ、座席指定はオプション
- マイレージ等なし
- 受託手荷物1個目より有料
この辺りですが、ぶっちゃけ機内サービスに関しては、フルサービスキャリアほどのサービスいらなくないですか?
例えば今の時代、機内エンターテイメントというよりかはタブレットに好きなコンテンツをダウンロードしといたほうがいいですよね。サブスクリプションが普及した現在、機内エンタメはかなり貧弱に思えます。シートにタブレットホルダーがついており、機内WiFiも無料ということで、完全にそういう使い方を意図しています。
機内食も確かにフライトの楽しみではありますが、美味しさはあまり期待できるものではないですし、ZipAirは機内への食料持ち込みも認めたので、搭乗前に免税エリアなどで食料を買い溜めすれば全く問題ないわけです。
オプションで有料ですが機内食も美味しそうです。FIsh or Meet?の2択で迫られる必要はなく、事前に10以上のメニューから選ぶことができます。
またキャンセル、変更不可ですが、キャンセル保険というものに加入すれば、対応してくれます。
これはチケットの代金8%ほどで、チケット購入時のみ追加可能オプションですが、このようなご時世ではまずつけといた方が無難でしょう。
受託手荷物は14kg、23kg、32kgの3段階ありまして、それでもそれぞれ4000~7500円くらいまでで収まっています。国際線ならこれは勘定にあらかじめ入れといた方がいいでしょう。しかしながらこれを追加したとしても、フルサービスキャリアに比べると安すぎます。
MAXで大体このくらいです。
ただ評判悪い?
海外キャリアに乗ると、いかに日系キャリアのホスピタリティが優れてるかわかりますが、ZipAirのレビューを見てみるとどうなんでしょう。
などなど。
4travelではこの評価です。
フライト中の不満はまあLCCですし、10時間程度我慢すれば済むことですが、コールセンターなどカスタマーサポート関連のトラブルは少し困ります。
しかし大方の搭乗機やレビューを見てる限りは快適に過ごせたという話がほとんどですので、親会社がJALであるということ、まだまだ新興であることを考えると、そこまで過度な心配はいらないかもしれません。やはり相手が同じ日本人で日本語が通じ合うという安心感は大きいものです。
ゆくゆくはロサンゼルスだけでなく、サンフランシスコやシリコンバレーのあるサンノゼや、そのほか各都市へも飛行機を飛ばすようです。安く海外に行きたいという層にとってはめちゃめちゃ刺さる料金プランとサービスなので、これからもどんどん方面を拡大させていって欲しいところです。